(この記事は2024年4月17日に更新されました。)
大学生の皆さん、こんにちは。
大学生になり、アルバイトや一人暮らしを始めてお金に関心を持ち始めた方も多いのではないでしょうか。
ゆくゆくは資産形成なども行ってみたいけど、まだそこまでは踏み出せない…という気持ちから、まずは貯金から!という方もいらっしゃると思います。
そこで今回は貯金用に新しく口座を作る場合におすすめの銀行を紹介します。ズバリ…GMOあおぞらネット銀行です!
GMOあおぞらネット銀行について、貯金に関する要素から、その他のスペックについて全てご紹介します。
最後にGMOあおぞらネット銀行がおすすめの方の特徴をまとめているので、そこだけでも見ていってください!
GMOあおぞらネット銀行の詳細
GMOあおぞらネット銀行について、独自に設定した項目を ~ の11段階で評価しています。評価は他のネット銀行との相対評価となっています。
①金利
GMOあおぞらネット銀行の普通預金金利は最大で0.3%(残高100万円以下に適応 )、普通預金とほぼ同じように利用できる証券コネクト口座の金利は0.11%、定期預金金利は最大で0.04%となります。
定期預金とは、事前に預入期間を自身で決めたうえで利用する預金のことです。
定期預金に預け入れると、預入期間を過ぎるまでは特別な手続きをしなければ出金することができません。その代わりに普通預金よりも金利が高くなっています。
とは言っても投資製商品に比べて利率は非常に小さいので、昔に比べて金利の低い今は、定期預金はリスクが無くリターンも小さい金融商品と言っても過言ではないでしょう。
普通預金で0.3%というのは業界の中でも最高レベルに高い金利となっています。
しかし金利0.3%を達成するには条件があり、それは「ハビト支店口座」を開設することです。
ハビト支店口座を開設するには、Habbitというお金に関するアプリをGMOあおぞらネット銀行とは別にダウンロードしなければいけません。
Habbitは無料で利用できるサービスなので、多少手間はかかりますが無駄な出費無く安心して高金利を達成することができます。
そして証券コネクト口座についてですが、これはGMOあおぞらネット銀行のほかにGMOクリック証券の口座開設が必要となります。
18歳以上の方であれば証券の口座開設ができ、証券取引は必ずしも必要ではないので安心ですね。
いわゆる普通預金とは違うものですが、デビットカードやクレジットカードの引き落とし口座に指定できない点を除けば普通預金とほとんど同じ使い方ができます。
しかし0.11%の金利なので、100万円貯金が貯まるまではハビト支店口座のみを利用しておいて、それ以降に金利のためにGMOクリック証券を開設する、というのが手順になるでしょうか。
GMOクリック証券については後で解説しているので、そちらをご覧ください。
②手数料
GMOあおぞらネット銀行にはカスタマーステージというものがあり、その階級によって各種手数料の無料回数が変わります。
ステージ1~4まであり、各ステージの名前が1~4テックま君と名付けられています。
各ステージの手数料無料回数は下の画像の通りです。
また、各ステージが適応されるための条件は以下の図にまとめられています。
外貨普通預金とは、米ドルやユーロといった他国の通貨の貯金残高のことです。
当たり前ですが日本ではドルやユーロは利用できないため、外貨普通預金は為替の値動きから利益を狙うために日本円と交換する金融商品という立ち位置となります。
しかし為替はプロでも予測するのが難しく、また日本円と交換する際に手数料も発生するため、外貨普通預金は初心者におすすめできない金融商品となっています。
デビットカードも条件の1つにありますが、そもそもデビットカード還元率が高い銀行は他にもありますので、「1つの銀行に機能を集約したい」という人でもない限り達成するのはおすすめできません。
そして、Mastercardプラチナデビットですが、年会費3300円の元を取ることができるのかによって価値は変わります。
しかし手数料は他の銀行口座も所有すれば十分な回数が得られますし、カード還元率もクレジットカードを利用した方がいい場合が多いですので、少なくとも大学生にはおすすめできません。
そのため、大学生であれば、ステージ1(1テックま君)のATM出金手数料2回無料、他行振込手数料1回無料が現実的だと思います。
この回数は、他のネット証券に比べると少ないと感じてしまいます。しかし、多くの方はこの回数でも不自由なく生活できるのではないでしょうか。
「もっと手数料無料回数が欲しい!」という方は、他の記事で手数料の多いネット銀行を紹介しているので、ぜひそちらをご覧ください!
③銀行サービスの充実度
デビットカードの還元率は、②の項目でも説明していたようにカスタマーステージによって変動し、大学生であれば0.6%還元が現実的です。
そのため、デビットカードの性能だけ見れば、他行の方が優秀と言わざるをえないですね。
一方で、GMOあおぞらネット銀行はスマホATMに対応しています。
スマホATMとは、キャッシュカードを持っていなくとも、アプリのインストールされたスマートフォンがあればセブン銀行ATMで現金をおろすことができるサービスです。
クレジットカードや他の銀行のキャッシュカードなど、持ち歩きたいカードは多くあるので、1枚でも無くすことができると財布がパンパンにならなくなるのでありがたいですね。
また、つかいわけ口座というサービスもあります。
これは1つの銀行で目的別に口座を分けることができるサービスです。
例えば「生活費用」「旅行用」「貯金用」などで分ければ、用途の違うお金がどれだけ残っているのかを確認するのに便利になります。旅行がしたいがどのくらいを生活費に、どのくらいを貯金に回していいのかわからない!という問題を解決できます。
④ATMへのアクセスの良さ
GMOあおぞらネット銀行で利用できるATMは以下の3つです。
生活でそこまで困るようなラインナップでは無いですが、ローソン銀行ATMやメガバンクATMが使えない点では、他の多くのネット銀行に劣っています…
⑤他のサービスとの連携
GMOあおぞらネット銀行はGMOクリック証券と連携することができるのですが、そのGMOクリック証券は外国株の取り扱いが無いことや、投資信託の本数が少ないことなどのデメリットがあることが知られています。
投資初心者の方にはSBI証券や楽天証券の方が使いやすいので、GMOあおぞらネット銀行の口座を開設するとしても、GMOクリック証券はおすすめしません。
また、金利の面で有利になると紹介したHabbitは、セゾン投信との連携が強いです。
しかしセゾン投信も金融商品の取り扱いが少なく、更に運用コストが他のネット証券と比べて高いというのが一般的な評価です。
そのため、セゾン投信についても口座開設はおすすめしません。
GMOあおぞらネット銀行について総じて言えることですが、連携の強いサービスはありますが、いずれも同業他社のサービスの方が大学生にとっては扱いやすいことが多いので、どうしてもこの項目の点数は低くなってしまいます。
まとめ:こんなあなたにGMOあおぞらネット銀行がおすすめ!
最後に、GMOあおぞらネット銀行がおすすめできる方の特徴をまとめました!
自身にどれくらい当てはまっているか確認して、GMOあおぞらネット銀行の口座を開設するかの判断材料にしてみてください。
- 金利の高い貯金用口座がある程度手軽に欲しい
- 当分は100万円分の貯金で十分
- ATMは月に2回も使えれば十分
- 他行振込は月に1回でもできれば十分
- 他に手数料無料回数の多い銀行口座を保有している
- カードレスで生活したい
- 目的別で口座管理をしたい
- セブン銀行、イオン銀行、ゆうちょ銀行のATMで十分
いかがでしたでしょうか。
GMOあおぞらネット銀行は100万円までという制限はありますが、2023年10月現在、業界内最高の金利で貯金することができる銀行です。
同じ0.3%にできるauじぶん銀行より圧倒的に簡単な手続きで済むのが一番の強みですね。
キャンペーンも太っ腹であり、金利競争に関しては今後も銀行の中でもトップとして牽引してくれそうな気配があるので、注目の銀行です。
閲覧いただきありがとうございました!