【改悪についての情報アリ!】JCB Card Wは本当におすすめ?あやしい?クレジットカードランキング上位常連のJCB Card Wのワナに大学生は注意!

(この記事は2024年4月17日に更新しました。)

2024年4月現在、多くのクレジットカードランキングで上位にランクインしているのがJCB Card Wです。

JCB Card Wは年会費永年無料かつ高還元で絶賛されていますが、実はただ使うだけでは他のクレジットカードの劣化になってしまう可能性があります。今回はJCB Card Wに潜んでいるワナに関して解説していきたいと思います。これからJCB Card Wを利用しようと考えている方はぜひご覧ください!

JCB Card Wの解説

JCB Card Wは通常、1000円の利用でOki Dokiポイントが2ポイント付与されます。

このあまり見慣れないOki Dokiポイントというのは、楽天ポイントやPontaポイントなどのように1ポイント=1円ではありません

MyJCBという会員限定サービスや電話、郵送にてOki Dokiポイントは他の商品やポイントに交換できます。

現時点で交換レートが最もお得な商品はnanacoポイントになります。Oki Dokiポイント200ポイントでnanacoポイント900ポイントに交換できます。

つまりJCB Card Wで1000円支払うことで実質9円相当のnanacoポイントが付与されるわけです。

この点だけ見るとJCB Card Wの還元率は0.9%ということになります。この値はクレジットカード業界では高いとは言えませんね…

またnanacoポイント以外でしたらPontaポイント、WAONポイント、dポイントの3種類は、JCB Card Wを1000円利用することで実質7.2円のポイントが付与され、Amazonポイントは実質6.3円のポイント付与となります。

これらのポイントに交換する場合は0.6~0.7%の還元率となり、ポイントが使いやすくなる代わりに損してしまうことになります。

ここまでのまとめ
  • JCB Card Wで獲得できるポイントはOki Dokiポイント
  • キャンペーンを利用しない場合のJCB Card Wの実質還元率は最大で0.9%

それではなぜJCB Card Wがここまでおすすめされるのかというと、ポイントアップ登録の存在があります。

参照元:JCB ORIGINAL SERIES パートナー ご利用ガイド

MyJCBにログイン後、ポイントアップ登録状況から自身がJCBオリジナルシリーズパートナーにポイントアップ登録しているかどうかが確認できます。

このポイントアップ登録がされているお店でJCB Card Wを利用すると、各お店で上の図に表記されている倍率だけポイントが増加します。

例えば、画像で左から2番目のAmazonなら1000円利用でOki Dokiポイントが2 × 3 = 6ポイント、つまり最大交換レートのnanacoで27円相当のポイントとなり、実質還元率が2.7%になります。

また上の図の真ん中、スターバックスは最大の倍率を誇っており、スターバックスで1000円利用して得たOki Dokiポイントでnanacoに交換すると180ポイント、つまり還元率18%というとんでもない数値をたたき出すことになります。

なお、各JCBオリジナルシリーズパートナーの倍率はその時々で変動するようですので、ご注意ください。

JCB Card Wに潜むワナ

さて、以上の情報からJCB Card Wに潜むワナをご紹介していきたいと思います。

①nanaco関連のワナ

まずお店を意識せずに利用する場合、Oki Dokiポイントをnanacoに交換しても還元率が1%よりも低くなってしまうワナがあります。

nanacoを普段から利用している方にはいいですが、ポイントの使いやすさのためにPontaポイントやdポイントに交換してしまうと、楽天カードなどの他のカードの劣化になってしまいます。

また、nanacoを普段利用していない方でしたら、nanacoを手に入れるところから始めなくてはいけません。

更にnanacoを手に入れたとしても、何度も言っているように他のPontaポイントやdポイントに使いやすさで劣っています。

自身の普段の生活の中でnanacoを利用するシーンがあるのかをよく考えたうえで、JCB Card Wを作成するかどうか考えることを筆者はおすすめします。

②ポイントアップキャンペーンのワナ

次にポイントアップに関するワナです。前述の通り、JCB Card Wはポイントアップ登録を使いこなさなければ他のカードの劣化となってしまいます。

もちろん事前にポイントアップ登録をしていなければポイントアップしません。

しかし、ポイントアップ登録を済ませただけでは還元率は上がらないことがあります

どういうことかと言いますと、Amazonやメルカリなど、ネットショッピングの場合はJCBのサイトを経由して対象店舗の商品を購入しないといけないことがあるのです。

例として、多くの方が利用されるであろうAmazonに関して説明します。

スマートフォンならば①My JCBアプリの「ORIGINALシリーズ限定サービス」から飛べるリンク→②そのサイトのAmazonの項目→③Amazonのアプリという順序で立ち上げてから購入しないと、JCB Card Wで支払いをしても4%還元がされません

パソコンの場合は①ブラウザのMy JCB→②ポイント・キャンペーン→③JCB ORISINAL SERIESパートナー店舗でためる→④そのサイトのAmazonの項目→Amazonのアプリという順序で立ち上げていかなければなりません。

以下にスマートフォンとパソコン両方の場合について、画像付きで解説しているのでぜひ参考にしてみてください。

スマートフォンの場合

①My JCBアプリにログインし、画面のカード情報から「ORIGINALシリーズ限定サービス」を選択します。

②JCB ORISINAL SERIESパートナー店舗の一覧が掲載されているサイトに飛ぶので、利用したいお店をタップします。

(今回はAmazonです。)

③Amazonであれば下の画像の「手順2」に記載されているリンクからAmazonに飛んでショッピングをすればポイントアップとなります。

パソコンの場合

リンクからMy JCBにログインします。

②画像のポイント・キャンペーンにカーソルを合わせます。

③「ポイントをためる」のJCB ORISINAL SERIESパートナー店舗でためるをクリックします。

④JCB ORISINAL SERIESパートナー店舗の一覧が掲載されているサイトに飛ぶので、こちらのサイトを経由してショッピングをすればポイントアップとなります。

③複数枚カードを持つ場合のワナ

最後にJCB Card W以外のクレジットカードを持っている場合、利用するお店で支払い方法を考えるストレスが増えかねないというワナもあります。

JCB Card Wの1枚だけを持つ場合は、比較的多くの方が利用するであろうお店がJCBオリジナルシリーズパートナーになっているため、特に使うお店を気にすることなく「ポイントが多いお店があるならラッキー」程度に考えておくことはできます。

しかし他のカード、例えば2024年4月現在JCB Card Wと同じくらいおすすめされる三井住友カードNLなどを併用するとした場合、こちらのカードも特定のお店で高還元になるため、今使っているお店で最高還元の支払い方法はどれなのか考える手間が増える場合があります。

まとめ

以上がJCB Card Wに関する情報と、潜んでいるワナになります。

3番目のワナに関しては気にしない方もいらっしゃるかもしれませんが、1番目のワナに関しては、場合によっては楽天カードを作った方がいい可能性すらあります。少なくともアレコレ考えるストレスはなくなります。

個人的にはJCB Card WをAmazon支払い専用カードにするなどしてもいいと思います。

Amazonで利用してOki DokiポイントもAmazonポイントに交換するとして還元率2.8%なので、普段からAmazonを中心に利用している方にはJCB カード Wを発行する価値が十分あると思います。

この場合はポイントや使うお店を考えるストレスもなくなりますしね。ただしサイトを経由しなければいけないことは注意です。

今回はJCB Card Wに潜むワナと題してJCB カード Wを紹介しました。

良いカードではあるんですが、上手く使わなければ他のカードの劣化になる割に、使い方が若干ややこしいのでこの記事を書いてみました。

他にも解説してほしいクレジットカードや銀行など、なんでもリクエストにお答えいたしますので、どうぞお気軽にコメントしてください!閲覧いただきありがとうございました。

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