(この記事は2024年4月17日に更新されました。)
銀行口座を複数使い分けることで、お金が管理しやすくなったり、お金が増える仕組みができたりと様々なメリットがあります。
しかし銀行口座の選択肢は非常に多く、どの銀行が自分に合っているのか迷ってしまうもの。
おすすめ銀行ランキングなどを調べてみても金利の高さや手数料無料回数の多さの比較情報があるばかり…
「自分にぴったりの銀行がわからない!」という方も多いと思います。
そこで筆者が、「複数の銀行口座を使い分けたい!」と考えている方を想定して、各銀行がどのような人に合っているのかを解説していきたいと思います!
今回は「面倒な手間が無く貯金用口座が欲しい!」という方におすすめな銀行を1つ紹介したいと思います。
その銀行はズバリ、あおぞら銀行BANKです!あおぞら銀行BANKは、あおぞら銀行のネット支店であるという認識で問題ありません。有人店舗の支店とは異なりますのでご注意ください。
この記事では、なぜ貯金用口座が欲しい方にあおぞら銀行BANKがおすすめなのか、その理由を解説していきます。
結論だけ先に述べると、銀行開設以外の手続きが必要なくとも高い金利を得られるのがメリットの銀行です!
最後にあおぞら銀行BANKを選ぶのに向いている方の特徴をより詳細に紹介しているので、ぜひ最後までお読みください!
あおぞら銀行BANKの詳細
あおぞら銀行BANKがどのような銀行なのか、評価基準を設けましたので一緒に見ていきましょう。
なお、各項目を ~ の11段階で評価しています。この星の数は他の銀行と相対的に比較して表しています。
①金利
あおぞら銀行BANKの場合、普通預金で0.2%の金利が得られます!これは2024年4月現在のネット銀行の普通預金の中でもトップクラスの金利です。
定期預金は預入期間が5年の場合、最大0.45%の金利が得られますが、1度に50万円以上を預け入れなければいけません。業界の中でもトップの金利ですが、5年間資金拘束があり、預金額も50万円と少なくはないので、よく考えて利用する必要があります。
また、あおぞら銀行BANKは口座開設するだけでこの金利が得られるというのが一番のメリットです。
どういうことかと言いますと、例えば同じネット銀行で0.23%の金利が得られるauじぶん銀行は、au Pay、au Payカード、auカブコム証券を保有していなければ金利が0.03%になってしまいます。
高い金利の銀行を探しているだけの方にとっては、これらのサービスを利用し始めなければならないのは、非常に面倒に思われる方もいるかもしれません。
ですがあおぞら銀行BANKは口座開設をするだけで、他に何も開設をしなくとも高い金利を得られます。これは他のネット銀行にはない最大の強みであると言えるでしょう。
さらに、0.2%の金利が適応される預金額に上限が無いことも魅力です。
例えばGMOあおぞらネット銀行は、あおぞら銀行BANKよりも高い0.3%の金利が適応される銀行です。
しかし100万円までの預金にしか適応されないというデメリットがあります。
大学生のうちはそこまで問題は無いかもしれませんが、社会人になってからも貯金用口座として利用していく予定があるのであれば、100万円までしか高金利が適応されないのは非常にもったいないですよね。
その点、あおぞら銀行が業界でトップクラスの普通預金金利を維持し続けてくれるのであれば、心置きなく貯金口座として保有し続けることができます。
②手数料
あおぞら銀行BANKは、ゆうちょ銀行ATMを利用すれば入出金の手数料が無料になります!ゆうちょ銀行ATMは郵便局だけでなく、ファミリーマートでも利用できるため、無料で利用できる機会は多いと言えます。
地方に住んでいる方でも利用しやすいと言えるのではないでしょうか。
一方、他行振込の無料回数は他のネット銀行と比べると多いとは言えません。
最大でも3回無料であり、その3回が付与される条件は下の図の通りです。
参照元:あおぞら銀行ホームページ
投資信託を行いたいのであれば、筆者はSBI証券や楽天証券の方が手数料が安く選べる商品も多いためおすすめしています。そのため優遇条件3は達成できず、優遇条件1も預金のみで500万円以上を維持しなくてはいけないことになります。
よって、優遇条件2のVisaデビットを月に1回は利用するようにし、得られた無料回数1回で何とかするのが現実的でしょうか。
1回あれば、他行振込無料回数の多い他のネット銀行に振り込み、そこで手数料をかけずに自由にお金を移動できるので問題は起きないでしょう。
③銀行サービスの充実度
まずはデビットカードの性能を見ていきましょう。
デビットカードとは、そのカードで支払った際に同時に銀行口座から引き落としがされる仕組みとなっています。
クレジットカードは月末などに1か月間の合計金額がまとめて引き落とされるので、引き落としのタイミングがデビットカードと違う点であると言えます。
デビットカードが利用できるお店は、クレジットカードで支払いができるお店なので非常に使いやすいです。
申し込めるブランドはVISAだけです。しかしVISAは国内国外問わず、利用するのに不便はしないため、そこまで問題はないでしょう。
そして還元率に関してですが、あおぞら銀行VISAデビットは半年に1回キャッシュバックが行われ、その半年間の利用額に応じて還元率が変化します。
半年間に1円~14万9999円利用で0.25%、15万円~29万9999円利用で0.5%、30万円~59万9999円利用で0.75%、60万円以上利用で1%の還元となります。
現在デビットカードの還元率は楽天銀行の1%が最大なので、厳しい条件付きですが比較的優秀な還元率を実現できるということになります。
自身の普段の生活と照らし合わせ、半年でいくら利用しているのかを考慮してあおぞら銀行のデビットカード機能を評価してみてください。
他には、あおぞら銀行BANKはネット銀行と同じ要領で使えるにも関わらず、有人店舗での相談ができる点は安心材料になります。
しかし全国主要都市に16か所しかないため、ご自身の近くに有人店舗があるかは注意が必要です。
④ATMへのアクセスの良さ
あおぞら銀行BANKの口座を持っている際に、利用できるATMは以下の通りです。
参照元:あおぞら銀行ホームページ
都市銀行はみずほ・三菱UFJ・三井住友・りそな・埼玉りそなを指しており、信託銀行は三井住友・三菱UFJを指しています。
手数料をかけないという点で実用的なのは、ゆうちょ銀行だけです。
払わなくていい金を失う必要は無いので、よほどのことが無い限り現金を引き出す際はゆうちょ銀行のATMを利用するようにしましょう。
⑤他のサービスとの連携
QR コード決済、クレジットカード、証券口座とどれも特筆して相性がいい口座が無いのが現状です。
あおぞら銀行BANKはあくまで貯金用であると割り切り、普段使いの銀行口座は他に保有しておくことをおすすめします。
まとめ:こんなあなたにあおぞら銀行Bankがおすすめ!
最後に以上の特徴を踏まえて、新しく作る銀行口座にあおぞら銀行Bankを選ぶのが向いている方の特徴を紹介します。
- 貯金用口座が欲しいが、面倒な手続きは少ない方がいい
- 社会人になっても貯金用口座として利用し続けるつもりである
- 他に他行振込の手数料無料回数が多い銀行口座を持っている
- 半年で60万円使う予定があり、1%還元のデビットカードが欲しい
- ゆうちょ銀行ATMが近くにある
これらに当てはまる方でしたら、あおぞら銀行BANKがおすすめです。
いかがでしたでしょうか?最大の強みである高金利が口座を開設しただけで得られるのは大きなメリットです。
デビットカード機能も悪くないので、支払いを一元化してしまえば他の銀行もクレジットカードも必要ないという方もいるかもしれませんね。
あなたの銀行選びの一助になれば幸いです。閲覧いただきありがとうございました!